建築・設備法令基準日 2021年4月1日
令和3年度(2021年)管理業務主任者試験 問17
マンションの屋上の防水に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1メンブレン防水とは、被膜を形成して防水層を作る工法の総称である。
- 2シート防水に用いられる、プラスチック系の材料等で作られたシートは、変形能力が大きく下地の動きに追従する。
- 3建築改修工事監理指針によれば、外気温の著しい低下が予想されるときは、塗膜防水を施工しなければならない。
- 4ウレタン系塗膜防水工法は、突出物の多い屋上の改修工事の際に、施工が容易なため採用されることが多い。
正解 肢3
出典:令和3年度 管理業務主任者試験 問17。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説AI解説
本問の論点
屋上防水の工法に関する基本用語と施工上の制約を問う問題である。メンブレン防水の意味、シート防水の追従性、低温時の施工可否、ウレタン系塗膜防水の適性が問われている。最も不適切なものを選ぶ形式である。
正解の根拠
塗膜防水は液状の材料を塗り重ねて硬化させる工法であるため、気温が低いと硬化反応が進まず、所定の膜厚や強度が得られないおそれがある。建築改修工事監理指針は、外気温の著しい低下が予想されるときは施工を中止することとしており、低温時に塗膜防水を施工しなければならないとするのは指針の内容と正反対である。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:メンブレン防水は、アスファルト防水、シート防水、塗膜防水などを含み、面状の被膜を形成して防水層を作る工法の総称であり適切である。
肢2:合成高分子系のシートは伸び能力が大きく、下地のひび割れや挙動に追従できるため適切である。
肢3:低温時は施工を中止すべきであり不適切である。
肢4:ウレタン系塗膜防水は液状材料を塗るため、架台や配管などの突出物が多く形状が複雑な屋上でも継目のない防水層を作りやすく適切である。
一言まとめ
塗膜防水は液体を硬化させる工法だから低温と降雨に弱い、と物性から判断すれば数値を覚えずに正誤を判別できる。
一問一答各肢の正誤
○肢1メンブレン防水とは、被膜を形成して防水層を作る工法の総称である。
メンブレン防水は、アスファルト防水、シート防水、塗膜防水などを含み、面状の被膜を形成して防水層を作る工法の総称であり適切である。
○肢2シート防水に用いられる、プラスチック系の材料等で作られたシートは、変形能力が大きく下地の動きに追従する。
合成高分子系のシートは伸び能力が大きく、下地のひび割れや挙動に追従できるため適切である。
×肢3建築改修工事監理指針によれば、外気温の著しい低下が予想されるときは、塗膜防水を施工しなければならない。
低温時は施工を中止すべきであり不適切である。
○肢4ウレタン系塗膜防水工法は、突出物の多い屋上の改修工事の際に、施工が容易なため採用されることが多い。
ウレタン系塗膜防水は液状材料を塗るため、架台や配管などの突出物が多く形状が複雑な屋上でも継目のない防水層を作りやすく適切である。
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