建築・設備法令基準日 2021年4月1日
令和3年度(2021年)管理業務主任者試験 問21
建築基準法及び給排水衛生設備規準・同解説(公益社団法人空気調和・衛生工学会)によれば、排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 1衛生器具の排水トラップは、二重トラップとならないように設けることとする。
- 2通気弁は、吸気機能だけを有する弁で、排水通気管内が負圧になる部分のみに設ける。
- 3特殊継手排水システムは、超高層共同住宅に対応するために、伸頂通気管と通気立て管を併設し、許容排水流量を大きくした排水通気方式である。
- 4排水立て管の管径は、どの階においても最下部の管径と同一とする。
正解 肢3
出典:令和3年度 管理業務主任者試験 問21。本サイトは非公式の学習サイトです。
解説AI解説
本問の論点
排水通気設備の基本事項を問う問題である。二重トラップの禁止、通気弁の機能と設置位置、特殊継手排水システムの方式、排水立て管の管径の考え方が取り上げられている。最も不適切なものを選ぶ形式である。
正解の根拠
特殊継手排水システムは、排水立て管と各階の横枝管との接続部に特殊な形状の継手を用い、流れに旋回を与えて管内の空気の通り道を確保することで、伸頂通気方式のままで許容排水流量を大きくした方式である。通気立て管を併設しないことがこの方式の特徴であるから、伸頂通気管と通気立て管を併設した方式と説明する記述は誤りである。よって、正解は肢3。
各肢の検討
肢1:排水経路に二つの封水部が直列に生じると、その間の空気が密閉されて流れを妨げるため、二重トラップとならないように設けるのが原則であり適切である。
肢2:通気弁は吸気だけを行い排気はしない弁であるから、管内が負圧になる部分のみに設けるものであり適切である。
肢3:通気立て管を併設しない方式であるため不適切である。
肢4:排水立て管の管径は、最下部にかかる最大の排水負荷に見合う管径とし、上階でこれより細くしてはならないため適切である。
一言まとめ
特殊継手は通気立て管を省くための継手、通気弁は吸気専用、という役割の一言で判別できる。
一問一答各肢の正誤
○肢1衛生器具の排水トラップは、二重トラップとならないように設けることとする。
排水経路に二つの封水部が直列に生じると、その間の空気が密閉されて流れを妨げるため、二重トラップとならないように設けるのが原則であり適切である。
○肢2通気弁は、吸気機能だけを有する弁で、排水通気管内が負圧になる部分のみに設ける。
通気弁は吸気だけを行い排気はしない弁であるから、管内が負圧になる部分のみに設けるものであり適切である。
×肢3特殊継手排水システムは、超高層共同住宅に対応するために、伸頂通気管と通気立て管を併設し、許容排水流量を大きくした排水通気方式である。
通気立て管を併設しない方式であるため不適切である。
○肢4排水立て管の管径は、どの階においても最下部の管径と同一とする。
排水立て管の管径は、最下部にかかる最大の排水負荷に見合う管径とし、上階でこれより細くしてはならないため適切である。
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