KANRI / 2018 / 問26公式正解表どおり

建築・設備法令基準日 2018年4月1日

平成30年度(2018年)管理業務主任者試験 問26

鉄筋コンクリート造のマンションに生じる劣化現象とその推測される原因に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 1コンクリートの表面に白い粉状のものが付着していたので、鉄筋に塩害が生じていると判断した。
  2. 2コンクリート柱の表面に水平な茶色のシミが出ている亀裂が、等間隔で数本確認されたので、内部の鉄筋に錆が生じていると判断した。
  3. 3モルタル塗り面を鋼球型テストハンマーで叩くと、高く硬い音がしたので、浮きが無いと判断した。
  4. 4北側外部に面した壁の室内側表面の壁紙に黒いしみのようなものが見えたので、カビが生じていると判断した。

正解 肢1

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解説AI解説

本問の論点

鉄筋コンクリート造マンションに現れる劣化現象から、その原因を推測する判断の適否を問う問題である。外観上の症状と発生機構を結びつけられるかが鍵となる。

正解の根拠

コンクリート表面に生じる白い粉状または結晶状の付着物は、コンクリート中の水酸化カルシウム等が水とともに表面へ移動し、空気中の二酸化炭素と反応して析出した白華、すなわちエフロレッセンスである。ひび割れからの漏水を示す手がかりにはなるが、塩害は塩化物イオンによる鉄筋の腐食であり、白い析出物から直ちに塩害と判断することはできない。よって、正解は肢1。

各肢の検討

肢1: 最も不適切。白い粉状の付着物は白華であり、塩害と判断する根拠にはならない。

肢2: 適切。等間隔で並ぶ水平方向のひび割れと茶色のさび汁は、内部の帯筋等の腐食膨張を示す典型的な症状である。

肢3: 適切。打診で高く硬い音がするのは下地と密着している状態であり、浮きがないと判断してよい。

肢4: 適切。北側の外壁室内側は表面温度が低く結露しやすいため、壁紙の黒いしみはカビと判断できる。

一言まとめ

白い析出は白華、茶色のさび汁は鉄筋腐食、と色で仕分ける。

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